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2007-03-15

DJ Anchovy & Dara Puspita

vietnamu02

chinese Pops

dara_puspita01

DJアンチョビというニューヨーク在住のけったいなオッサンがなんとアジアン・ガレージのレアな曲、YouTubeのブロード・キャストで流してます。ヴェトナム、中国、韓国はまだ良いとしてもインドネシアのダラ・プスピータのレコード、回してるからびっくりです。レコードの裏表全部聴けますよ。

DJ Anchovy's Corner

実はこのレコード、以前Dr.Cintaさんにたのんで買ってきてもらいました。大感謝です。

やっぱりこういうDJアンチョビのようなマニアな外人さんがジャカルタの骨董屋さん街うろついてるんですね。ヴェトナムの60sガレージもかなり珍しいんじゃないでしょうか?

ちょっと簡単にダラ・プスピータの略歴載せておきます。
ダラ・プスピータは1964年にインドネシア初の女性ロック・バンドとしてスラバヤで結成されました。その後65年にメンバー交代でティティック・ハムザが加入してティティック・AR、リース・AR、ティティック・ハムザ、スシー・ナンデルの4人で本格的なバンド活動を始めました。ファースト・ステージは西ジャワのバンドゥンで、女性のロック.バンド登場で大騒ぎになったようです。

その後10インチのアルバムを3枚ムスラ・レーベルよりリリースして、68年にヨーロッパ・ツアーを行い71年に帰国し、スナヤン競技場で12月18~19日の2日間にわたり凱旋コンサートを行いました。共演したのはパンバース、ザ・ロリーズなど当時人気のロック・バンドで、2万3千人もの観客を集めたようです。その後72年のインドネシア国内ツアー後、メンバー2人の結婚にともない解散しました。その後ティティック・ハムザを中心にメンバーを入れ替え再結成されたこともありました。

その後、ティティック・ハムザは作曲家として才能を発揮して国際的なソング・フェスティバルの曲などを手がけました。
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ティテック・ハムザさんの直筆サイン入りの1971年頃のライブ写真。(Anthena Leoさんより提供)

60年代のインドネシア音楽シーンやダラ・プスピータの詳しい活動等はティティック・ハムザの友人でもあるAnthena Leoさんのインタビューをご覧下さい。
An Interview About Indonesian 60's Beat/Garage Scene
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2005-03-23

The Story of INDO ROCK

(BR MUSIC BS 8020-2)
indorock.jpg

インド・ロック(Indo Rock)のインドとはインドネシア独立で1949年にオランダに送還された、オランダ、ヨーロッパ人とインドネシア人の混血やポリネシア系のマルーク人達のことを指します。50年代後半から、そのインド人のロックンロールがオランダやドイツで大人気となり、オランダではインド・ロックというロックンロールのジャンルが出来上がったそうです。このCDはオランダでリリースされたソロ・アーティストを含めタロックンロール・バンドが51トラック入った2枚組のアルバムです。ジャケットの解説がオランダ語で、しかも録音日のクレジットがないので、わかりませんがおそらく50年代終わりから60年代の半ばぐらいの録音だと思うんですけどね。かなりの録音が残されているようですよ。いやはやすごい数のバンドがいたもんだ。

インド・ロックの代表的なバンドといえば、ティールマン・ブラザーズ(Tielman Brothers)です。家族全員がミュージシャンという家庭で育った4人兄弟を中心としたバンドです。ステージではギターを投げ合ったり、背中や歯で弾いたり(ジミヘンの先駆者?)かなりアクロバチックなステージで人気があったようです。60年代の初めからドイツに渡って公演し大人気だったようです。その他、インド・ロックの人気バンドではクレイジー・ロッカーズ、ホット・ジャンパーズ、ハリケーン・ローラーズ、ジャワリンズ、ブラック・アロウズ、ブラック・ダイナマイツなどが挙げられます。

この年代はやっぱり欧米色の強いロカビリー、ロンクンロール、トレモロがかったエレキ・サーフ・インストなどが中心で、それほど強烈なガレージ色は見当たらないです。その中でもやっぱりティールマン・ブラザーズが存在感がありました。「黒い瞳」のエレキ・インストなど深いリバーブとトレモロ使った、トリッキーな演奏でテクニックとセンスを感じます。ライブはさぞスゴかったんだろうなと想像をかき立てられます。他にはR&B色の強いタイム・ブレーカーズや女性ヴォーカルものやインドネシアの民謡風など面白いのがありました。これはインドネシア移民のロック・バンドが外国でブレイクしたっていう、あまり類のない記録盤じゃないでしょうか。


tielman_paprika.jpg

参考サイト
INDO-INSTRO-ROCK
2005-03-05

Cambodian Rocks

Cambodian Rocks Vol.1
cambodian_rocks01.jpg

Cambodian Rocks Vol.2
cambodian_rocks02.jpg

Cambodian Rocks Vol.3
combodian03.jpg

アメリカ70年代のガレージ・パンク・バンド「The Screamin' Mee-Mees」のメンバーの一人、ポール・ホイーラーが、カンボジア旅行時に買った60~70年代のカンボジア歌謡のカセットを編集した「Cambodian Rocks」というアルバムがPallarel Worldというインディーズ・レーベルで1996年頃発売されました。その後ボーナス・トラックも追加され2000年に再発されたようです。アルバムにはアーティスト名も曲名も明記されていない訳が解らないシロモノでした。でも中身はエグミの極地のようなサイケな世界が渦巻いていて、長らく私の愛聴盤となっていました。そしてこのアルバムの曲をカバーするナイスなバンド「DENGUE FEVER」まで表れて、これまたびっくりです。

さてこの「カンボジアン.ロックス」3枚のシリーズは、先のPallarel Worldに収められていた1960年代後半~70年代初期のサイケなカンボジア歌謡ロックの世界をたっぷり楽しみ事ができます。アーティスト、曲名、録音年代、英訳の歌詞やアーティストのプロフィールなど、今度は十分な調査をして制作されているようです。リリース元はカリフォルニアのリッチモンドのKhmel Rocksというレーベル。こちらのサイトにアーティストのプロフィールなど出ていますので参照して下さい。

1973~76年のカンボジア内戦・ポルポト政権下では歌手、演奏家など見つかると殺されたといわれます。このアルバムの音楽家達はクメール・ルージュ(赤いクメール)によって虐殺されてしまったようです。ここではカンボジアの詳しい歴史の説明はできませんので、歴史を扱ったサイトを参照して下さい。

このアルバムに収められた時代の代表的な2人のアーティストを簡単に触れておきます。キング・オブ・クメール・ミュージックと称されるセンスィサーモット(Sinn Sisamouth)は当時の最も優れた歌手、作詞作曲家でした。ポルポトの圧制に会うまでに数多くの作曲とレコーディングをしています。伝統歌謡なども得意としたようです。ほんわかした温かみのある声です。女性歌手のルススレイソティア(Ros Sereysathea)はカンボジア音楽文化で最も強力な女性でした。国王夫妻は彼女にゴールデン・ヴォイスの称号を与えたそうです。延びのあるが強烈なファルセットが個性的な女性歌手です。

Vol.1はセン・スィサーモットが7曲とルス・スレイソティアが6曲で2人を中心とした選曲になっています。1曲2人のデュエットがあります。洋楽ヒットのクメール語のカバーやオリジナルですが、そのローハイなサウンドの中で独特のアジアな匂いを醸し出しています。ルス・スレイソティアの伸びやかでノリの良いヴォーカルが最高です。サウンドは歪んだファズ・ギターやアナログシンセ、オルガンなどを使ったドロドロでサイケな世界。GS、R&B調、サンタナ風、ラテン調など演奏もファンキーでカッコいいです。脱力系のクメール語ヴォーカルといい頭がクラクラしちゃいます。

Vol.2はこちらもVol.1と同じく2人の歌が中心になっています。ビートルズ、ピンキー&キラーズ、三橋美智也、スコット・マッケンジー、プロコル・ハルム等々がクメール・ロック調にカバーされています。すごいダミ声のルイ・ザートという男性歌手のどファンクやらパン・ロンという女性歌手のモンキー・ダンスがえらくカッコ良かったです。

Vol.3は上記の2人を筆頭に5人の歌手が入っていてこのシリーズ中では1番バリエーションのあるセレクトになっています。歪んだギターの歌謡ラテン・ロック、エコー・マシンを駆使したスペーシーな曲などエグイのばっかり取りそろえています。4曲目はギターの演奏もスゴイですがボア・サロンという男性歌手の雄叫びのようなシャウトが強烈です。70年代風のハード・ロック調など、演奏もかなり高度な曲もあります。ラストはセンスィサーモットの味わい深いカンボジア伝統歌謡が入っています。

3枚聞き通して、かなり強烈なエグイ曲ばかりで楽しめましたが、このアルバムの素晴らしいアーティスト達が30年前にポルポト政権下で虐殺されてしまったことを思うと、ちょっと切なくなりました。


cambodian04.jpg

参考サイト
CAMBODIANROCKS.COM
DENGUE FEVER
カンボジアとポルポト派
2005-01-27

Thai Beat A Go-Go

Thai Beat A Go-Go Volume 1
Wild and Rockin' 60's Sound from the Land of Smile!
(Sublimiminal Sound subcd11)
20050128212747.jpg

Thai Beat A Go-Go Volume 2
Groovy Sounds from the Land of Smile!
(Sublimiminal Sound subcd13)
20050128212756.jpg

スウェーデンのインディーズ・レーベルから2004年にタイの60~70年代のガレージ・ロック・コンピレーションが、2枚リリースされました。激レアなタイのシングルやLPレコードからエグイのばっかりセレクトされています。それぞれ20曲入りで、60~70年代の知られざるタイ・ロック・シーンをのぞき見ることができます。欧米のポップス、ロックの英語詞のカバーやタイの音楽とミックスされたものなど、どれも刺激的で魅力的な音がぎっしり詰まってます。ハマりますよこれは。

Vol.1は60年代中心のセレクトですが、名前も聞いたこともないバンドや歌手ばっかりです。ウィルソン・ピケット、ビートルズ、リトル・リチャード、ブッカーT&MGsからハンク・ウィリアムズなど、まあ、カバー曲の定番なんですが、そこはほれ、タイ語も含めてとんでもない世界を繰り広げています。

冒頭のジョニーズ・ギターは4曲入ってますが、タイの太鼓やパーカッションがミックスされたヘンテコリンな、ロックッンロールをやってます。これがすげえんだまた。このグループ、演奏では一番タイ色が濃厚かしら。リズム感の良いサッドサイ・チャエンクジは60年代のタイで一番ポピュラーな女性歌手だったそうです。たしかに英語詞のノリが抜群で、人気ぶりが伺えます。3曲入っているザ・キャットは乗りの良いビートといい、とんでもなくひしゃげた女性ヴォーカルといい、ゲテモノ好きの私には、たまりませんですぅ。サン・オブ・P.Mはタイ打楽器がミックスされたジェームス・ボンドのテーマや、タイ語のロックンロールもエグイのがあって面白いです。ラストのキック・ボクシング(ムエ・タイ)のテーマ・ソングも、必要以上にゆがんだ音で脳みそがとろけてしまいましたよ。

Vol.2は60~70年代初期までのポップス、R&B、、ロックンロール、サイケなロックが入ってます。ジャケはこっちのほうが断然いいですね。アーティスト・クレジット見ると、スラポンとかワイポットはカセット持ってるから知ってますけど、他のアーティストは初体験です。こちらもニール・ダイアモンド、セルジュ・ゲーズブルなどを強烈な南国ガレージのカバーで迫ります。

1曲目のヨッヨッと軽快でキュートな歌声のバラット・ピェンングスワンちゃん。タイ語ヴォーカルも良いし、顔も可愛いのでお気に入りです。彼女が歌った3曲目の、日本の昭和歌謡を思わせる一人GSも、かなりイイ感じ。浪花節のような渋い声のワイポット。この人は好きで、カセット、レコードけっこう持ってます。こういうガレージ・サウンドで歌ってるの初めて聴いたなあ。ファンキーなブラス入りのルークトンンなど、渋くてステキ。後半はディープ・パープルのおなじみフレーズも飛び出したりして、時代を感じさせてくれます。ラストは東南アジア・ガレージ・コンピ「Steam Kodok」にも入っていた強烈な雄叫びガレージ。うひょーまいりました。

参考サイト
Subliminal Sounds
2004-11-02

The Quests

Recollecting(EMI 07243 596512 2 4)
20041215235831.jpg

ザ・クエスツは60年代のシンガポール・ロック・シーンをリードしてきたインストゥルメンタル・バンド。64年にシンガポールEMIのオーディションでデビューして以来、50枚以上のシングルやLPをEMIに残しています。当時の人気女性歌手リタ・チャオのバック・バンドとして多くのレコーディングをしています。彼らのサウンドは61年にシンガポール公演を行ったクリフ・リチャード&シャドウズをお手本にしたようです。

このアルバムはEMIでの64年のデビュー・アルバム「Call it Shandy !」から70年代までのザ・クエスツの軌跡を追った2枚組のコンピレーション盤です。24ビットでリマスタリングされており60年代サウンドが非常にクリアに蘇っています。

デヴュー当時は彼らがお手本にしたシャドウズを彷彿とさせる甘い音色のトレモロ・サウンドによるロックン・ロールのインスト曲が中心で、キース・ロックという男性歌手もクリフ・リチャードのようです。CD2の67年あたりではビートルズに影響を受けた曲なども多くなります。このころになるとファズ・ギターが登場し、GSサウンドらしくなってきます。ファズ・ギターを多用したマレー民謡の曲「Lengan Kangkung」などやアラブ調の「Mustapha」などのインスト曲など思わずニヤリとしてしまいます。スペクター・サウンドの「Da Doo Ron Ron」はタブラとシタールが絡み合ってサイケにアレンジされています。70年代には牧歌調にアレンジされた、森進一の「女のためいき」のインスト曲などもありなごめます。

ザ・クエスツ名義のインストゥルメンタル・サウンドはややオトナシメですが、リタ・チャオなど歌手のサポートに付いたほうが、より強烈なガレージ・サウンドでクレイジーぶりを発揮していたように感じられます。

参考サイト
Pretty Flamingo 2
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Osamu

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