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2004-12-20
ベルヴィル・ランデブー

映像とサウンドトラックのゴキゲンなアニメーション映画が先週の土曜日(12月18日)に封切られました。私のフェィバリット・ジャズ・ギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトのアニメ・シーンがあるというのでワクワクしながら見に行きました。2003年に数々の分野で受賞したフランス・ベルギー・カナダ合作の話題作です。
で、ネタバレですが内容はというと、内気な自転車マニアの孫を持つおばあさんが、孫を特訓してツール・ド・フランスに出場させるまでにしちゃいます。ところが試合途中になぜかマフィアにさらわれてしまいます。そこで、おばあさんが飼っている太った愛犬と、偶然知りあった三つ子の老婆(元人気コーラス・グループ)と、最愛の孫を救出すべく大活躍するといった不思議な?物語です。
風刺画を思わせる極端にデフォルメされたキャラクターや手描き風の背景のドローウィングなど色彩も美しいです。CGを駆使したすごいダイナミックな遠近感も驚きです。おばあさんの特訓によって、足の筋肉だけが異常に発達してしまった孫の姿も笑えました。
音楽ファンのお楽しみのシーンでは冒頭にフライシャー兄弟(ベティ・ブープのアニメの作者)を思わせる30年代のショーの場面があります。そこにジャンゴ・ラインハルトが登場します。彼独特の演奏スタイル(フレットを2本指だけで押さえる)も描かれていて、足の指を使った曲弾きも披露し笑えます。他のアーティストではジョセフィン・ベーカー、フレッド・アステアなども登場し、マニア心をくすぐります。他に老婆3姉妹と主人公のおばあさんが冷蔵庫、掃除機、古新聞、自転車のフレームを使って面白いクアルテット演奏をします。

ゴキゲンなこの映画のサウンド・トラックも楽しめました。ジプシー・ジャズ(マヌーシュ・スウィング)を彷彿とさせるテーマ・ソングがカッコいいです。歌ってるのはフランスの奇才、Mことマチュー・シェディッド。途中でジャンゴばりのギター・ソロなども登場します。この映画の音楽監督ブノワ・シャレストもギタリストだそうで抜群の音楽センスを感じます。サントラ盤もお勧めです。
映画「ベルヴィル・ランデブー」オフィシャルサイト
Mのべルヴィル・ランデブーのビデオクリップ
この映画のタイトルにちなんだ曲「Belleville」が入ったジャンゴ・ラインハルトの3枚組のCD。
The Complete Django Reinhardt and Quintet of The Hot Club of France
Swing / HMV Sessions 1936-1948(Mosaic MD6-190)

ジャンゴ・ラインハルトについてはこちらをご覧ください。
Swingin' With Django
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ベルヴィル・ランデブー
ベルヴィル・ランデブーを見てきました。フランスのアニメーション映画です。公開初日に見に行くのは、「エイリアン2」以来です。(^^;) 自転車が大好きで、ツール...
コメントの投稿
ベルヴィル上陸
カンヌかなんかの映画際でBeatrice Boniffasiが歌っていた主題歌がすごーくかっこよかったので記憶に残っていました。日本で上映されるとは思っていなかったので嬉しいです~。見にいこっと。
あっこさんこちらにもどうもっす。
いや~ベルヴィル変なアニメで面白いよ~。
キャラクターはけっこうキモいですけどね。
サントラ盤もぜひ買ってみてください。
いや~ベルヴィル変なアニメで面白いよ~。
キャラクターはけっこうキモいですけどね。
サントラ盤もぜひ買ってみてください。
ジャンゴ・ラインハルトの切手
この記事読んでて思い出しました。昨年、スウェーデンかどっかからJAZZシリーズの一つとして彼の切手が出てましたが、買いましたか?すっかり忘れてた。何年か前にフランスから出ましたけど、デザインはスウェーデン切手の方が良かったような。
ジャンゴの切手
ジャンゴ・ラインハルトの切手はフランスの方は持ってるんですけど、スウェーデンのは知らないです。たしかにフランスのはショボいデザイン出来だったなあ。
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