2005年02月16日 13:19

2003年アメリカで、ブルース生誕100周年の記念事業として7本の長編ドキュメンタリー映画「THE BLUES Movie Project」が制作されました。そのブルース・プロジェクトのプロローグとして最大のイヴェントになったのが、2月7日に行われたコンサート「Salute to the blues」です。総勢50人を越すミュージシャン達が5時間にも渡る熱いステージを繰り広げました。この映画はそのドキュメンタリ・フィルムです。制作総指揮を取ったのはザ・バンドの名作ドキュメンタリ映画「ラスト・ワルツ」を手がけたマーティン・スコセッシ。作りがちょっと似ているように感じました。
グレートな爺さん、婆さん歌手が沢山出演してますが、個人的に思い入れのあるアーティストばかりで嬉しい映画でした。それぞれ豪華なミュージシャンとの組み合わせも見物でした。Dr.ジョン、レボン・ヘルム、ダニー・クーチマーなんて思わずホロリとくるメンバーも顔を揃えています。印象的だったのはトップのヨルバ語によるアンジェリーク・キジョー。静寂な中に力強い歌声を披露してくれました。他にブルース畑ではないアーティストも出演していてバリエーションを持たせていました。ナタリー・コール、メイシー・グレイ、インディア・アリなど、それぞれの個性でブルースを歌っていて感心しました。バディ・ガイはジミ・ヘンドリックスに捧げる「Voodoo Child 」を演奏してましたが、彼はジミ・ヘンドリックスのアイドルだったらしく、ステージを楽しそうに観ているジミの姿を映した60年代のレア映像もありました。ゲイトマウス・ブラウンはおなじみ「Okie Dokie Stomp」でジャンプ・ブルースをぶちかましました。テンガロンにウェスタン・シャツの立ち姿がやっぱりカッコいいね。久々にライブ演奏をみたネヴィル・ブラザーズ。この最高のグルーヴ感たまりませんネ。私だけがホールでグルグル頭振ってました。全体、分厚いブルースのブラック・フィーリングに溢れていてエアロのお二人(スティーヴン・タイラー&ジョー・ペリー)が完全に浮いちゃってましたね。舞台裏やリハーサル風景などもあり、小うるさい婆さんのようなオデッタがアーマ・トーマスのリハーサルでバンドに注文つけたり面白い場面もありました。ちなみにオデッタさん、なぜかチレボンのバティック身にまとってましたよ。
●出演アーティスト
アンジェリーク・キジョー/メイヴィス・ステイプルズ/デヴィッド“ハニーボーイ”エドワーズ/ケブ・モ/ジェイムス・ブラッド・ウルマー&アリソン・クラウス/インディア.アリー/オデッタ/ナタリー・コール/ラリー・ジョンソン/バディ・ガイ/ルース・ブラウン/メイシー・グレイ/クラレンス“ゲイトマウス”ブラウン /キム・ウィルソン/ボニー・レイット/ジョン・フォガティ/エアロスミス(スティーヴン・タイラー&ジョー・ペリー)/ザ・ネヴィル・ブラザーズ/シュミーカ・コープランド/ロバート・クレイ/デヴィッド・ヨハンセン/ソロモン・バーク/ヴァーノン・リード/チャックD/B.B.キング
(@安田生命ホール)
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LIGHTNING IN A BOTTLE
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