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2007-03-07

Thai Graphic Design

A Century of Thai Graphic Design (Thames Hudson Ltd.)
thai_graphic


仕事柄、デザイン関係の本(特にアジアもの)はよくチェックしてますが、この本は衝撃的でした。タイの19世紀半ばから1960年代までの印刷物を網羅したビジュアル本です。タイで印刷発行された新聞、写真、ポストカード、タバコのパッケージ、雑誌、お金等々、約5,500アイテムが紹介されています。幅27cm×高さ39cmの大きい本で、おいそれと気軽に本棚から取り出して読めないですねこれは。全てアネケ・ナウィガムネという人のコレクションだそうです。

タイに印刷機が持ち込まれたのは、17世紀で一般に広まって行ったのは1830年ごろからだそうです。タイのユニークな文字を使った独特のグラフィック・イメージが育まれたようです。

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それで音楽のマニアでもある私が気に留めたのはこのページ。タイのSPレコードのスリーブやソング・ブックが載っています。タイでこういうSPのレコード・カタログが発行されていたのは1927-47年頃で、当時の人気スター、マエ・ルアン・ワイヌアインなどが表紙を飾っていたそうです。

キッチュな南国独特の色合いとデザインが楽しめる豪華本です。2000年に発刊された本で、探せばまだ見つかるかもしれません。

私も昔タイのSPレコードを日本で4枚程、入手したことがあります。現地ではもう入手困難かもしれませんね。レーベル・デザインが可愛いので気に入ってます。曲は50年代末頃のルーク・トゥンなのですが、アーティスト名や曲名が何て書いてあるのか未だにわかりません(汗)

Thai_sp
2007-03-05

Too Phat

Too Furious (EMI Malaysia)
Too Phat

マレーシアものが続きましたので、ついでにこちらも。これは去年のアジアン・ポップス・シーンを語る上で、はずせないアルバムです。トゥー・ファットはジョー・フリゾウとマリクというマレーシアの男2人のラップ・デュオ。インドネシアでもかなり人気があるようです。このアルバムのインターナショナル・バージョンが日本でも発売されて、日本のヒップホップ関係者にも注目されたようですよ。

まずこのアルバムに参加しているアーティストの顔ぶれがすごいです。マレーシアからはシティ・ヌルハリザ、ヤシン、カメリア、シャリフ・アイニetc.インドネシアからはイヌル・ダラティスタ、ディアン・サストロ、タイのヒップホップ界の親玉、ジョーイ・ボーイ、アメリカのヒップホップ界のカリスマ、ウォーレンG等々そうそうたる顔ぶれ。ラップで世界を駆け巡ったスケールのでかいアルバムですね。360°という彼らのアルバムは聴いていたのですが、全詩英語のガキンチョ・ラップ・デュオと思ってました。いやはや失礼しました。

冒頭曲はディアン・サストロの詩の朗読(Ada Apa Dengan Cinta?からかも)から始まり、ヤシンとイスラムのコーラス・グループ、ダリ・オブ・アリフィキールの力強いコーラスと世界の平和をマレー語のラップで呼びかける深遠な内容で、良い曲ですね。イヌルは「たくさんの人からあたしすごいセクシーって言われてるわよ」なんて彼女を批判してたロマ・イラマへのアンサー・ソングみたいな面白いダンドゥット歌ってます。全体、面白いサンプリングをかなり使ってるので最後まで飽きさせません。こんなワクワクするヒップホップは初めてです。これはもうアジアン・ラップの金字塔ですね。
DVD (EMI00946377667 98)
too_phat02

DVDのほうはアルバムとは内容が少し異なっていて、イヌルは無かったです。シティ・ヌルハリザが2曲入りでメイキングのおまけもあります。4曲目では日本を舞台?にしたようなへんてこりんな設定で、忍者役の変な日本語しゃべるマレーシア人には笑いました。6曲目の「アナック・アヤム」のサンプリングにインドネシア・ムラユの名曲「クダ・クラリ」が使われているのにはびっくりです。

シティ・ヌルハリザをフューチャーした「Dua Dunia」のビデオ・クリップ


01_Alhamdulillah 2 (featuring Dian Sastrowardoyo, Yasin & Daly of Ahlifiqir)
02_What You Want? (featuring Camelia)
03_Jezzebelle (featuring Innuendo)
04_Just A Friend (featuring VE)
05_You (featuring Sharifah Aini)
06_Dua Dunia (featuring Siti Nurhariza)
07_Shake Your Body
08_Ala Canggung 2 (featuring Dato' Yasin Hamid)
09_Just A Lil'bit (featuring Warren G)
10_Phat Family Anthem
11_On And On (featuring Kyla)
12_How Me Seksi (featuring Inul Daratista)
13_Rub Pa Gun Kwan Mun (featuring Joey Boy)
14_Engine #9
15_Perhitung (featuring Akbar)
16_If I Die Tonight (featuring Liyana)

トゥ・ファットのホームページです。
Too Phat
2007-03-03

Syura

Syada Berdendang (FMCD 27101)
Syura

はてこちらのシュラさんは2005年にデビュー・ソロ・アルバムを紹介してますが、これは2006年のセカンド・アルバムということになるんでしょうか。

このアルバムはノラニザ姐さんと違って、パッ・ンガのアコーディオンを中心としたマレーシアの伝統色をより打ち出したサウンド構成になっています。ノリの良いジョゲからエリー・カシムが歌いそうなスマトラのミナンの民謡風などダイナミックなアレンジで楽しく聴かせてくれます。それに答えるようなシュラの素晴らしく繊細な歌声。4曲目はデビュー当時、相棒だったシティ・ノルディアナとのデュエット。シャープなルバーナ(片面太鼓)とウードのフレーズがスリル満点の曲です。マレーシアのムラユでは今一番旬の人じゃないですかね。

シティ・ヌルハリザの影になって目立たなくなりがちな人だけど、こんな素晴らしい歌手がいるってことも覚えてもらえれば嬉しいです。でも日本じゃ売れないんだろうなぁ。

困った時のYouTubeだのみ。こちらは2005年のビデオ・クリップ。



01_JOGET GADIS MELAYU
02_DENDANG BARINDING
03_CANDAK
04_MAHLIGAI MAWAR (DUET BERSAMA SITI NORDIANA)
05_SYURGA PERINDU
06_NAKASARI
07_ADA BAGAI TIADA
08_NASIB MELUKUT
09_BUKAN AKU TAK CINTA
10_KAMARUZZAMAN
2007-03-03

Noraniza Idris

Lenggok 20 Tahun (Life FM005-2)
Noraniz Idoris

Noraniza02

マレーシア、ムラユ歌謡の女王、ノラニザ・イドリス久しぶりの新作は、新録のCDと1986~1995年までの芸能生活20年を振り返るヒット14曲のベスト盤を収めたお得な2枚組。

CD1の新作はポップ・スンダやマレーシアの伝統歌謡などをドラムのビートを強調したロック仕立てにしたアレンジで、前作同様のエスノ・フュージョン路線。う~ん、ちょっとビート感が強すぎるのと音色を詰め込みすぎて、このアレンジはいまいち乗れなかったなぁ。力みすぎてんのかな。ゆったりしたアラブ色の強いムラユの彼女独特のコブシ回しなど、さすがムラユの女王だと思わせるんですけどね。異色は中国の二胡奏者、ヘン・ユンをフューチャーした「ダユン・サンパン」。中国とマレーが合体したような曲で、私の大好きな曲です。いろんな人がカバーしてますね。

過去のヒット曲を収めたCD2は、肩の力が抜けた彼女の歌が優しく包んでくれる古き良きマレー・ポップスの香りがします。何かこっちの方がサウンドは凝ってないですが、聴きやすくて良かったなぁ。

新作の中の「ダユン・サンパン」がもうYoutubeにアップされてました。ハヤッ。


CD01
01_Asyik Bisikan Hubah (Featuring Mohar)
02_Syair
03_Tandang Bermadah (Featuring Bob AF)
04_Kisah Barat
05_Mengemis Rindu
06_Mengulek
07_Ayuh Juragan/Juklah! Guru Abe
08_Gurindam
09_Racau Sang Khalifah (Featuring Liza Hanim)
10_Dayung Sampan

このCD2に2曲収録されたノラニザ姐さんの88年のカセット。おぉ~やっぱり肩パットかぁ。

Noraniza_kaset
2007-02-28

Nhu Quynh

KHI Con Tim Biet Yen / Nhu Quynh & Ky Anh
nhu_quynh_dvd

nhuqutnh_dvd03


おぉ~ついに私の敬愛するヴェトナム歌謡の姫様、ニュ・クインの新作が到着しました。情報教えてくれた土木作業員さんに感謝。今回はなんと2CDと2DVDの豪華な内容。去年ベスト盤がリリースされましたが、オリジナル・アルバムとしては2004年に出た「Khuc ca Dong Thap」以来3年ぶりです。しかもハ~ト・マークの付いた直筆サイン入りだぁ~。思わず盤面に頬ずりをしてしまった私。

でもこの隣に写ってる田島貴男と新沼謙二を足して2で割ったようなヤローは誰だい?実はこのセット、キー・アンという人気男性歌手とのカップリング・アルバム。なんでニュ・クイン一人で作んなかったんだべ。事情はよくわからないですが。

ニュ・クインはヴェトナムといってもアメリカ西海岸を中心としたヴェトナム・コミュニティの人々から絶大な人気を集める歌手。本国ではアルバムも出ていないし、知る人も少ないようです。この辺の謎はまた、調べてみたいと思います。

CD2枚はニュ・クインのソロが7曲、デュエットが5曲、キー・アンのソロが8曲入っています。DVDのほうは2人のインタビューをはさんで、ニュ・クインのビデオ・クリップが1曲、デュエットが2曲、キー・アンが2曲と少なめです。トホホ~。インタビューはヴェトナム語が分かれば面白いと思うけどね。もう1枚のDVDはビデオ・クリップのメイキング。料理を作ったり、ピアノを弾きながら作曲している彼女の素顔が見れるのはファンとしては貴重です。キー・アンが現地のスタジオなんかを案内してるので、彼が主導で作ったのかもしれないです。

今回のこのアルバムのニュ・クインの曲は全体的にヴェトナムの民族色は控えめ。しかし彼女の歌はダンサブルな曲やザンカーと呼ばれる懐メロ風バラードなど一段と貫禄を増しているように感じます。キー・アンの声は少しベトっとした声で好き嫌いが分かれると思いますが、デュエットで控えめに歌った方が良い味出してます。DVDの彼女のソロは1曲だけという寂しさですが、一段と艶を増してため息ものです。

さすが人気スターだけあってYoutubeでも彼女の映像はかなりアップされてます。興味のある方はチェックしてみてください。



発売を記念してアルバムを適当に載せておきます。わたしゃとち狂ったようです。新しいソロ・アルバムももうじき出そうですよ。
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nhu_qutnh02

nhu_quynh03

nhu_quynh04

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nhu_quynh05

nhu_quynh07

nhu_quynh_enka

その昔、ちゃっかり来日して演歌歌手の佐々木良とシングルを出しました。ニュ・クインも日本語で演歌しちゃってます。でも彼女の持ち味がイマイチ生かしきれてないのが、残念!

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ニュ・クインのビデオ・クリップ集のDVD。彼女の美しいお姿が拝めます。
2007-02-25

TOMPI

TOMPI / Soulful Ramdhan (E-Motion ECD0002)
tompi_soulful

これはカッコいい宗教アルバム!
この男性歌手トンピは去年、私がポップ・アジアという雑誌で紹介したこともある大型新人歌手。アチェ出身で大学の医学部を卒業したインテリのようですが、一度聴いたら忘れられないハイトーンなハスキー・ヴォイスと舌を巻く歌の上手さで注目しています。

大学在学中にジャズ・ボーカルを学び、その後ジャズ・フュージョン系のバンド、バリ・ラウンジに参加し、ホテルのバー、インドネシア国内やシンガポールのジャズ・フェスにも出演して注目されたようです。

タイトルがソウルフル・ラマダンとある通り、これは去年の断食月のころリリースされたアルバムでR&Bをベースにしたイスラム音楽。どの曲もモダンで実験的なアレンジがほどこされています。2曲目は津波の甚大な被害を受けた故郷アチェに祈りを捧げた曲ですが、ミュート・トランペットが効果的に使われています。ダンドゥットの名スリン・プレイヤー、サーアトをフューチャーしたインドのガザルのような深遠な曲やインド音楽とフラメンコが合体したような曲など、アレンジャーとしての才能も発揮しています。
こんなクールなインドネシアの宗教アルバムは初めて聴きました。



01_Ramadhan Datang
02_Doa_Untuk Aceh
03_Muhammad Tlah Mengajarkan Kita
04_Idul Fitri
05_Kurindukan Rasul
06_Assalamualaika
07_Dzikir
08_Salam
09_Tell Me Why?
10_Menyebut Nama-Mu

TOMPI / TOMPI (E-Motion 番号なし)
Tompi

こちらは去年リリースされた紙箱入りの贅沢な作りのファースト・アルバム。曲はインドネシア語と英語詩半々になっていて、本場のR&Bと比較しても遜色ない歌と演奏です。それにしても個性的な声ですね。こういうジャズ・フュージョン感覚のあるR&Bはマルク・アンド・ドゥ・エッセンシャルス、エクテなどとともにおしゃれな今のインドネシアの若者のトレンドで人気が高まっています。
01_My Music
02_Selalu Denganmu
03_Cinta Yang Kucari
04_No More
05_Tentang Kamu
06_Arti Hatimu
07_This Way
08_Bintang Jatuh
09_I Will Teach You How To Dance
10_How Much You Mean To Me
11_When You Miss Somebody
12_Dance with Me
2007-02-24

SMS現象

SMS/Ria Amelia,Ana Laila(Minang Record)
sms01

去年、インドネシアで大ヒットしたダンドゥットの曲といえばこれ。インドネシアで浸透している携帯電話のSMS(Short Message Service)をタイトルにした曲なんですが、浮気相手からのメールを発見して、詰め寄られた男の方が苦しい言い訳をするという、日本でもよくある話をコミカルな歌詞で歌い庶民の共感を呼んだようです。スマトラ、パダンのミナン・レーベルからリリースされた、このカセットが火付け役のようです。

歌詞を良くみるとbang, sayang, abang,tenangなど歌詞の区切りのところで韻を踏んでいてラップのような作りになっています。インドネシアの伝統的な4行詩、パントゥンを取り入れているようです。まあ、曲はパラパラ系のユーロビート調でダンドゥット本格派にはそっぽを向かれそうな感じですが、メロディは親しみやすいですね。



さすが二番煎じがお得意なお国柄、二匹目のどじょうをねらうカセットが沢山出回ったようです。こういうインドネシアの一面は微笑ましいです。

SMS/Safitri
sms03

これはもろ同じアレンジのカバーカセット。せっかくだから変えて欲しいやね。

SMS/Okky Ardila
sms02

こちらはカバーでも一番まともだったカセット。ジャワのガムラン入りのチャンプルー・サリ仕立て。けっこう歌も上手いよこの人。
SMSチャンプル・サリ・バージョン
2007-02-21

ジャワの面白ロック

The Produk Gagal / Wangikan Dunia (PTMusi Kita)
produk_gagal

最近のインドネシアのロック、買えないのもあるけど、ピンとくるもんが少なくて、ほとんど聴くことがなくなってしまいました。まあロックは70年代に終わったと勝手に思い込んでますのでガレージもの以外、普段は積極的にあまり聴きませんねぇ。(GIGIに怒られそう)

このカセット、ジャワのジョクジャに行った知り合いに買ってきてもらったんですが、これがすこぶる面白い。なにしろロックにクロンチョンを持ち込んでしまったんだから、えらいよ君たち。メンバーの写真みると、どう見てもクロンチョンと結びつかないんだけど、ポロロン、ポロロンとクロンチョン・ギター弾いてるヤツがいるんだなこれが。前に紹介したシンテン・レメンとは逆のパターンでメインはロック。

ギンギンのヘヴィ・メタルからいきなりゆったりしたクロンチョンに転調したり、ヘンテコな中華風あったりと、かなり笑わせてもらいました。クロンチョン入りのソフト・ロックもなかなかいい感じ。クロンチョンのメッカ、中部ジャワのジョクジャのローカル・バンドのようですね。しかしこのバンドってよくよく考えたら、60~70年代に活躍したクロンチョン、ダンドゥット、ロックなんでもありだったクス・プルスなんかの正当な後継者で、まさにインドネシアのロック・バンドじゃん。

頑張って早くメジャー・デビューしておくれ。こういうバンドだったらオジサンも120%応援しちゃうよ!

produk_gagal


A面
01_Bulan
02_Incest
03_Oriental Love Story
04_Lelaki Buaya
05_Misteri di Balik Punggung
B面
01_Jangan Jadi
02_Kabar dari Neraka
03_Maafkan Anakmu
04_Perempuan Malam
05_Wangikan Dunia


Genk Kobra / Javaholic
genkobra


こちらのゲン・コブラはソロのバンド。私好みのアーシーなロックに乗せてジャワ語の歌というよりお念仏のような渋い声を響かせてくれます。

このバンド聴いて真っ先に思い浮かんだのが、タイのロック・バンド、カラバオ。こちらも民謡ロックといえるぐらいタイ色が濃厚なバンドですが、ゲン・コブラのサウンドはもろジャワ色濃厚なロック。同じようなスピリットを感じました。

アルバムはクロンチョン、ダンドゥット風まで幅広いですが、テクノサウンドにお念仏のようなラップまであり尋常ではありません。このヴォーカリストのジェジェ・エリサントの声は強力だわ。

genkobra02

A面
01_Ngayogjokarto
02_Sepur Kluthuk
03_nDomblong
04_Oleh Oleh
05_Lagu Ciblek
06_Bocah Cilik Cilik
B面
01_Well Well Wes
02_Kembang Jagung
03_Ning Nong Ning Gung
04_Koyo Jambu
05_ Malah Ngiwo
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Osamu

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